現在の宮城県、遠刈田新地に住む木地職人により始まり、遠刈田温泉を中心にして近くの青根温泉などにも広がり発展した遠刈田系こけし。
鳴子に次いで製作が盛んですが、こけしの歴史としては鳴子より古く、遠刈田新地の木地師たちが、一番早くこけしを作り出したと考えられています。
まさに、こけしのふるさとなんですね。
左側から A B C になります。
そんなふるさとからやってきたのは、3寸の小さなこけし。ファーストこけしにもぴったりの素朴さ溢れる1体です。
鮮やかな頭や胴模様が楽しめる伝統こけし。
桜井良雄工人による、小さくてかわいい3寸こけしです。
こちらは後ろ姿になります。
※伝統こけしの扱い方について
こけしは手で触った際、色落ちしないようにロウ掛けして加工しているもの、作品の色彩観点からロウ掛けしていないものの2種類あります。
ロウ掛けしていないものに関しては、木に色彩を施しただけのものですので、触れると簡単に色落ちします。
ロウ掛けしているものは少しであれば触れても色落ちしませんが、擦ったり、汗ばんだ手で触れると色がにじんだり、かすれることがありますのでどちらの場合にも気をつけてお取り扱い下さい。
※伝統こけしの展示方法について
長時間直射日光にあたると色が褪せ、激しい温度変化が起きる場所に置くと乾燥により木にヒビが入ったり、熱で顔料が流れてしまう可能性がございます。美しい色彩のまま展示するためには、直射日光があたらず激しい温度変化が起きない場所に飾って下さい。
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