東北では、農作業をする時に、自分の赤ちゃんをかごの中に入れて保護していました。その際に使われるのが、えんつこ、えじこ(嬰児籠)という藁で編まれた籠のことで、ゆりかごのようなもの。
以前人気だったとってもかわいいりんご型のえじこが、今回もカラフルに三色揃ってやってきました。
青森津軽の名産、こけしとりんごが組み合わさった、何とも楽しいこけしです。
こちらは黄色。左からD、E、Fのえじこです。
フェルトでつくられたリンゴの葉っぱは、まるでこけしがスカーフを巻いてお洒落しているかのようですよ。
胴体のりんごも、まあるいシルエットだったり少しスマートだったり、どれにしようか迷ってしまいますね。
左からG、H、Iのえじこ。こちらは青りんご(実際の色は緑色です)。
どの子も本当にあたたかみのあるめんこい表情ですよ。
※伝統こけしの展示方法について
長時間直射日光にあたると色が褪せ、激しい温度変化が起きる場所に置くと乾燥により木にヒビが入ったり、熱で顔料が流れてしまう可能性がございます。美しい色彩のまま展示するためには、直射日光があたらず激しい温度変化が起きない場所に飾って下さい。
※伝統こけしの扱い方について
こけしは手で触った際、色落ちしないようにロウ掛けして加工しているもの、作品の色彩観点からロウ掛けしていないものの2種類あります。(こちらのこけしはロウ掛けしていないものとなります。)
ロウ掛けしていないものに関しては、木に色彩を施しただけのものですので、触れると簡単に色落ちします。
ロウ掛けしているものは少しであれば触れても色落ちしませんが、擦ったり、汗ばんだ手で触れると色がにじんだり、かすれることがありますのでどちらの場合にも気をつけてお取り扱い下さい。